2022年10月11日

リフォーム費用が気になる方へ リフォーム費用徹底解剖!

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リフォーム費用の目安というのは、リフォームを検討されている方々にとってとても気になる事柄です。

検討しているリフォーム工事の費用の相場や目安はどれくらいが適切なのか?

水回り設備のリフォームと内装のリフォームは同じ工事会社に頼んでいいのか?それぞれ専門の工事会社に依頼するべきなのか?様々な疑問をお持ちだと思うのです。

今回は、リフォーム費用の相場を知っておきたい方へ、リフォーム工事に必要な内容とおおよその施工金額を徹底解剖していきます。

1.適切なリフォーム工事費用の見分け方

リフォーム工事には工事規模の大小にかかわらず、決まった流れがあります。

その流れを知っておくと、どの工事にどの位の費用が発生するのかイメージしやすくなるのです。

ここでは工事の決まった流れを理解し、どのような費用と関係するかを知っておきましょう。


① 工事の準備

リフォームには既存の設備などの撤去や解体が伴います。撤去解体に取り掛かる前に室内や屋外の養生が必要です。

既存の床を傷つけたり汚さないようするための床養生。他の部屋に粉塵が飛ばないようにするために壁養生。その他家具の養生や家電製品などの養生を丁寧にしておく必要があります。
また、普段使われていなかった物件の場合は電気や水道を使用する手続きも必要です。

養生にかかる費用は、養生の材料費と養生のための人件費(半日分程度)が必要です。


② 既設材の撤去や解体

間取りを変更するリフォームでは、既存の壁や扉などを大工の手で解体していきます。

水回りの設備を変更するリフォームでは、既設のキッチンや便器、洗面ユニットの撤去処分と、接続されている電気配線や水道管の取外しが伴います。

撤去や解体にかかる費用は、解体に携わる大工さんや、解体工の人件費(日当)と電気工事、さらに水道工事といった専門の職方の技術費が必要です。


③ 下地の造作工事や配管などの仕込み工事

キッチンやトイレ便器の形状を変更したり、照明器具の配置を変更するなど、現在の状態から配置や形状の変更が伴う場合は新しい配置の設置箇所へ下地の造作工事、電気配線の移設や引き直し、給水管・排水管の移設といった工事が必要です。

作業にかかる費用は、下地造作をする大工さん(日当)、電気工事や水道工事の専門の職方の技術費とそれぞれの材料費が必要です。

④ 製品費用

キッチンにしても照明器具にしても、メーカーから販売されている製品を仕入れ価格が発生します。

同じ製品で仕様も品番も全て同じでも、仕入れる工務店の取引ルートによって仕入れ価格が異なります。

工事関係の業界では仕切り価格や掛け率といった言葉でその製品の仕入れ価格を評価しています。

少しでもお客様に安く製品を提供できるようにと、企業努力をしている工務店と問屋の言うがままの工務店とでは仕入れ価格に数万円の差が生じます。


⑤ 内装仕上げ工事・設備器具設置工事

模様替えをメインとしたリフォーム工事であれば、天井や壁材の仕上げ工事をし、仕上げ工事後に照明器具等などの製品を設置します。

キッチンやトイレなどで設備のみを変更するリフォーム工事の場合は、内装仕上げ工事は不要となりメーカー指定の設置工事部隊が設備の取付を実施します。


⑥ 美装工事

便器の取り換えのみのようなリフォーム工事を除いて、造作工事が伴うリフォーム工事では施工完了後に美装工事を行います。(クリーニングとも呼ばれます)


⑦ 現場管理費用

リフォームの工程を管理し、作業する職方に図面に基づいて指示を出したり現場の片づけを行ったりする現場担当者の費用(日当)です。


⑧ 諸経費

産業廃棄物の処分費用や、職方の交通費や駐車料金など、工事の遂行にともなって派生する諸経費が該当します。


一般的なリフォーム工事の手順と関連する費用まとめ

① 工事の準備

② 既設材の撤去や解体

③ 下地の造作工事や配管などの仕込み工事

④ 製品費用

⑤ 内装仕上げ工事・設備器具設置工事

⑥ 美装工事

⑦ 現場管理費用


2.リフォーム工事を安くするコツ

どこのリフォーム工事会社でも、ここまでで紹介した工事の進め方を概ね行っています。

丁寧できっちりとした施工ができる工務店であれば、管理費が多めであったり、職方の日当が高めであったりすることはあります。

逆に言えば雑な仕事をするところは、職方の日当が安かったり、管理費も低めだったりするのです。

金額の大小ではなく、いい仕事をしてくれるリフォーム会社を選んでいただくことが正解だと思います。

このことを理解した上でリフォーム工事を安くする方法を考えるとすれば、単品の入れ替え工事は専門の工務店に依頼し、複合的な施工が必要なリフォーム工事は工程が管理できる工務店に依頼するという分類が可能です。


①単品リフォーム

単品リフォームとは、洗面台の入れ替えやトイレ便器の入れ替えのように、新旧の部材を取り換えるだけの工事をいいます。

水道などの管工事を得意とする設備会社であれば、余計な現場管理費などは必要ありません。

単品リフォームは他に、ガス給湯器の更新や、クロス貼替のみの模様替え、外壁工事などがあります。

ただし他の品目やその他の工事については相談できないことや、相談できてもさらに他の工事業者に依頼することになり逆にコスト高になるなどの弱点があります。

②複合リフォーム

設備の入れ替えに伴って模様変えを行ったり、不具合のあるところを改修したりするようなリフォームでは、新築の建築工事ができるような住宅の構造をよく理解し技術の有る工務店に依頼するのがベストです。

バラバラに工事を依頼するよりも一番効率的な工程を検討していただけるので工期も短く、施工費も無駄なく抑えることができるでしょう。

部屋を広くするために柱を撤去したりするようなケースでは住宅の構造を理解していないリフォーム専門の工務店に依頼すると後々トラブルが起こったりする危険性も考慮しなくてはいけません。


3、部位別リフォーム費用

ここからはリフォーム工事にあって依頼の多い部位別の費用を徹底解剖していきます!

事例として、トイレリフォーム、キッチンリフォーム、キッチンを含めたLDKリフォームの3パターンの実例をご紹介いたします。


①トイレリフォーム(壁床タイルのトイレから乾式トイレへリフォーム)

昔の住宅のトイレは、水が流せるように床や壁がタイル貼りになっています。

タイルを撤去して壁と床は木下地を利用した乾式トイレへリフォームする事例が多いです。

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リフォーム工事内容

1)トイレ周辺から搬出入路を養生

2)既存の便器を取り外して撤去

3)トイレの壁タイル・床タイルをハツリ撤去

4)壁・床の木下地造作

5)壁・床の内装仕上げ

6)新設便器設置

7)養生撤去、完了後美装

8)施工日数 4日間

トイレリフォームのリフォーム費用は

【トイレ便器製品代金】+ 施工費用 約400,000円(税別)

(参考 トイレ便器製品価格 「LIXIL製プレアスHS 定価¥257,000- 提供価格¥115,650-」)

②キッチンリフォーム(同型の更新)
古くなった壁付けのキッチンを最新式の便利な機能満載の同型のシステムキッチンへリフォームされる事例が多いです。

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リフォーム工事内容

1)キッチン内及び搬出入路を養生

2)既存のシステムキッチンを取り外して撤去

3)給排水管の移設

4)新設キッチン用の下地造作

5)壁の内装仕上げ

6)新品システムキッチンの設置

7)養生撤去、完了後美装

8)施工日数 5日間

同じタイプのキッチンリフォームのリフォーム費用は

【システムキッチン製品代金】+ 施工費用 約460,000円(税別)

(参考 システムキッチン製品価格 「LIXIL製シエラ SI18+オプション有り 定価¥1,930,000- 提供価格¥1,119,000-」)


③キッチンリフォーム(アイランド型へ変更)とLDKの模様替え
壁付けのキッチンをアイランド型システムキッチンへの変更するリフォームが人気です。

アイランド型への変更は天井や床の開口を伴いますのでLDK全体のリフォームがお薦めです。


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リフォーム工事内容

1)LDK内及び搬出入路を養生

2)既存のシステムキッチンを取り外して撤去

3) 移設先の床と天井を開口

4)給排水管の移設

5) 電気配線の移設・換気口の移設

6)新設キッチン用の下地造作

7)天井・壁・床の内装仕上げ

8) 電気設備仕上げ

9)新品システムキッチンの設置

10)養生撤去、完了後美装

11) 施工日数 10日間

壁付け型からアイランド型へ変更するキッチンリフォームのリフォーム費用は

【システムキッチン製品代金】+ 施工費用 約1,150,000円(税別)

(参考 システムキッチン製品価格 「LIXIL製シエラ SI20+オプション有り 定価¥2,680,000- 提供価格¥1,554,000-」)

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