見落としやすい!-家づくり10のポイント 第1回

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住宅情報を提供している企業が調査した「家造りの経験者様の声」を独自に入手いたしました。
「あの時こうしておけばよかった!」という声を弊社にてピックアップし取りまとめました。
家づくりの先輩方の声をあなたのマイホーム計画にぜひお役立てください!

LESSON01
【 ベランダが思っていたより狭くて使いにくい・・・ 】

キッチンやお風呂・洗面所などの空間はどこの住宅会社でも注意して検討されるものですが、ベランダの広さに関しては「このくらいでいいですか?」「このくらいあれば十分だと思いますよ」という感じで、使い勝手を詳細に検討することなくお客様まかせになることが多いようです。

しかしベランダは横幅が一杯にあったとしても奥行が十分にないと端の方までアクセスしづらい(有効活用できていない)のが実情。

独身の設計士にお任せにしてしまったことで
「あー洗濯物が干しにくい!」
「あと30cmでも広くしとけばよかった!」
と、洗濯を担当される奥様がストレスをガッツリ感じてしまうことに成りかねません。

ベランダの用途に合わせた広さを確保すること

ではベランダはどの位の広さが必要なのでしょうか?
ベランダの使い方にもよりますので一概には決められません。はやりスタートラインは「その用途」をはっきりさせることでしょう。

あなたはベランダをどのように活用しますか?
基本的に洗濯物の物干し場になるという方や、プランターを並べて緑をいっぱいにしたいという方もいらっしゃるでしょう。
ベランダでBBQをしたい!という方だと、4帖半くらいの広さが要りますし。

では、仮に洗濯物さえ干せればいい!という場合の広さを確認しておきます。

なぜ狭く使いにくいベランダになってしまうのか

広さを語る前に、あなたは住宅の広さの「規格」というものをご存じでしょうか。
近年の住宅は「尺モジュール」と言って、3尺=910mmが1つのスパンとされています。合板なども尺モジュールで製造されており、短辺が910mm長辺が1820mmの物がスタンダードです。
だいたい畳一枚の大きさと思っていただければ大丈夫です。

トイレやクローゼットなどは、一般的に奥行910mm×横幅1820mmの規格で作られることが多いですね。畳一枚の大きさですよ。

「尺モジュール」の他には「メーターモジュール」という洋式の規格もありますが、材料代が高くなったりするため「尺モジュール」を規格とした住宅が多く建築されています。

ベランダの広さにもこの「尺モジュール」が採用されることが多く、横幅はベランダに接続する部屋の大きさにより変わりますが、奥行は910mmがベース。そこから検討を始めます。

この大きさはトイレやクローゼットと同じ寸法なのですが、ベランダと室内とでは壁の厚みが違うためぐっと狭くなってしまいます。

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設計図に明示されている寸法とは、壁の中心の寸法を指しており(厳密に言えば柱の中心になります)、有効寸法は記載が有りませんから要注意です。

クローゼットやトイレの場合。図面上奥行が910mmとある場合、その有効寸法は780mmです。特に不足は感じないでしょう。
しかし、ベランダの有効寸法は約720mmとなり、クローゼットやトイレよりも60mmも狭いのです。

奥行72cmで洗濯物を干し、ベランダを右から左へ行き来できるのか?というと、ハンガーの大きさが約45cm有りますからまず無理だということが判りますね!
ハンガーの幅の2倍=90cmの奥行有効寸法を確保する、ここからを検討のスタートとしていただくことがベターではないでしょうか。

有効寸法をしっかりチェックできればストレスフリーに

新しく手にいれたマイホームでストレスを抱えるというのは最悪です!!
特に洗濯物を干すという作業は毎日時間の取られる作業ですから
作業が効率的にストレスなく行えるようにしっかり打ち合わせしておく必要があります。鍵となるのは【有効寸法】です!

新しいマイホームでのストレスを無くすこと。
それがハッピーな暮らしの第一歩だと信じています!


次の画像は弊社がお客様の打ち合わせ使用する【打ち合わせシート】の「バルコニー編」です。
住宅会社の記録としてはもちろんですが、あなたにとっても判りやすく打ち合わせできるように工夫しています。

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